一流の気くばり力 安田正
皆さん仕事ができる人に共通することって何だと思いますか。
知識がある?論理的思考力がある?コミュニケーションが得意?
いえいえどれもちがいます。筆者の答えは気くばりができるかどうかなのです。
大ベストセラーの超一流の雑談力の著者である安田正さんが言うのですから間違いありません。
誰でも身につけることができる気くばり力をマスターして、一緒に仕事のできる人の仲間入りをしてみませんか。
気くばり力を身につけるためには大きく、
冷静に物事の全体を把握し、先を読むこと を身につけることが必要です。
冷静に物事の全体を把握し、先を読む とは
仕事ができるすべてに共通することは、つねに「一歩先を読んでいる」ことです。そのうえで課題や問題に対して事前に根回しや配慮を行い解決しています。職場でも仕事ができる人は軒並み一歩先を読み、事前に対処し行動しているはずです。
冷静に物事の全体を把握し、先を読む人になるためには書きの三点を身につけましょう
- 報告時には、「事実」だけを述べるのではなく「自分の考え」まで述べること
- 仕事を人に依頼するときは、「理由」と「期限」を明確にする
- 相手を納得させるためには、相手が何を知りたい、聞きたいのかを把握すること
1. 報告時には、「事実」だけを述べるのではなく「自分の考え」まで述べること
「事実」だけを伝え報告完了では普通の人です。報告時には「自分の考え」である「対処方法」や「今後の行動」まで報告しましょう。そうするためには、つねに「次に何をすればいいのか、何ができるか」を頭において行動することが必要です。これこそが気くばり力です。
2. 仕事を人に依頼するときは、「理由」と「期限」を明確にする
依頼時には、仕事の内容だけを伝えるだけではだめです。依頼の理由といつまでにしてほしいのかをはっきりと伝えましょう。また、理由を把握したうえ業務を行うと、他のより良いやり方を知っていたり、何としてでも期限通りに仕上げようという意識が芽生えるからです。
3. 相手を納得させるためには、相手が「何を知りたい・聞きたい」のかを把握すること
仕事を進めていくためには、上司を納得させ理解してもらうことが必要不可欠ですよね。そのためには、まず上司が何を重視しているのか、判断基準は何かを明確に把握しておくことが大事になります。そこを履き間違えると、理論武装したところですべてが最初からとなって時間の無駄となります。そうならないためにも、一歩先を読んで日ごろから上司が何を考えているのかを考えておくが大事になります。
冷静に物事の全体を把握し、先を読むことができるようになれば、仕事だけでなく、プライベートでも気くばりな人になれることは間違いないです。大事なことは、相手が何を必要としているのかを把握したり、次に何が起こるだろうかと一歩先のことを考え行動するだけです。それだけで違った世界を見ることができます。