アーリーセミリタイアを目指す人の日記

経済的独立を目標。ただの日記。

誤解だらけの人工知能 ディープラーニングの限界と可能性 田中潤 松本健太郎

 AI(人工知能)に対して、あなたは何を思い浮かべますか。AIが人間の知能を超えて、人間を支配するようになったらどうしよう。AIに仕事を奪われたらどうしよう。さまざまな不安が出てくることでしょう。しかし、それはメディアに踊らされており、本当のことを理解できていない状態です。私もこの本を読むまでは、誤解だらけの知識しかありませんでした。なので、今回は多くの人の誤解を解決するために、説明していきたいと思います。

  1.  AIとは何なのか
  2.  AIに仕事を奪われたりしないのか

1.AIとは何なのか
 結論から言うと、現段階では犬や猫と言った画像を分別や判断ができるといったところでしょうか。今までの人工知能は、犬の画像を見せても全く同じ犬の画像を見せない限り、人工知能は犬と判断しません。近年の人工知能は犬の画像を見せると、自ら犬の特徴を発見し学習していきます。画像を与えるだけで、自ら特徴を判断し応用させることができます。今までの人工知能は1与えても1しか学ばなかったものが、今では1与えると2や3となって帰ってきます。この発見が近年の人工知能ブームです。ただし、これにも弱点があります。現段階での人口知能では、「なぜ」このような結論に達したのかという理由を説明することができません。犬の画像を猫と判断してもなぜ猫と思ったのかがわからないと改善できません。また、誤解している人が非常に多いのですが、今の人工知能はまったく意味を理解していません。確立や統計的に可能性が高い選択肢を選び実施しているだけです。AIが人間の発する言葉の意味を理解すると人間の仕事を代わりにしてもらえるレベルまで達しますね。

 

2.AIに仕事を奪われたりしないのか

 AIに仕事を奪われる可能性は、大いにあります。ただし、あるときすぐにというわけではなく、段階を踏んでいき徐々に徐々に人間の労働がAIに代わっていきます。仕事を奪われるのではなく、仕事をしてもらえると考えればまったく悪い気はしません。仕事しなくても食べていけるの?衣食住は?と思う人いると思います。徐々に仕事が人間から人工知能にシフトしていくにつれ、食べ物や水道光熱費などの生活コストが急激に下がっていき、まったく働かなくても最低限の生活を送ることはできるのではないでしょうか。今では生活保護があり、文化的で最低限度の生活を送ることは可能です。ベーシックインカムが当たり前になり、働きたい人だけ働くことになるでしょう。究極は働くことが遊ぶことになると思います。