「仕事ができるやつ」になる最短の道 安達裕哉
前回のラクして速いが一番すごいに続き、仕事術についてです。
知と知をつなぐブログ Books&Appsの運営者 安達裕哉氏の著書です。私は安達裕哉氏のツイッターもフォローしており、ブログも更新されれば、必ずチェックするようにしています。そこでは、仕事に対する姿勢や考え方を学ぶことができます。今までのブログの集大成が今回の本に集約されています。是非一度読んでみることをお勧めします。
以下に今回本を読んだことで、はじめて知ったことや、今後活用・利用していきたいことを書いていきます。
- やってみたいは迷信、やってみたは科学
この二つはまったっく次元が異なる話である。やってみたいというのは、あくまで仮定、また推定の話でしか動くことができない。やってみたは、データが取れ、それを利用しもっとうまいやり方を考えられる。 - アウトプットを中心に据えると、スキルアップのスピードが大きく変わる
インプットよりもアウトプットを重視したほうが効率的を成長を期待できるとよく言われるがなぜか。理由としては、人に説明したり話したりすることで記憶の定着につながる。人に説明すること(アウトプット)を意識しながらインプットを行うと、やはり記憶の定着が全く違ってくる。 - 目標を設定することは、とても大事だけど、同時にとても怖いことだ
目標を設定することで失うものがある。それは何か。時間である。優れた人は気付いていると思うが、時間は有限資材である。改めて考えてほしい。目標を定めるということは、あなたにとって大事な大事な時間を失うということを。 - 「まかされる人」になるために知っておくべき、「仕事を任されたら、何をすべきか」8箇条
①納期、提出期限の確認を行う
②成果品に対して、依頼人が求めている質の再確認
③仕事を分割し、質問したり助けを請う
④難しい仕事から取り組む 思っている以上に時間を要するため。
⑤行き詰まったら相談する
⑥上司に対する連絡と報告の徹底
⑦自分でゼロから考えず、前例を探す
⑧人への依頼は早めにし行う。 - 会話のコツは2つだけ
①相手が話したいことを聞いてあげること
②相手が聞きたいことだけを話すこと
コツは、相手が好きなことを聞き出すとそこから話し出す。 - 「話の分かりにくい人」と「わかりやすい人」の違い
一番大事なことは、「相手の立場から自分の話を見ることができるかどうか」
①「結論」からか、「仮定」から離すか
②「自分が話したいこと」を話すか、「聞かれたこと」を話すか
③「具体的」か、「抽象的」か
④「全体から入る」か、「詳細からはいる」か
⑤「こそあど言葉」を多用するか、「こそあど言葉」を避けるか - 「自分から動ける人」と、「自分勝手に仕事を進めてしまう人」との微妙な差
自分自身の権限を知ること。保守的な人物への配慮を怠らないこと。 - 「社内営業」なぜ必要なのか
人事の評価基準はいくつもある評価基準の一つにすぎないから。成果を重視する人もいれば、学歴、仲のよさを重視する人は多々いる。 - コミュニケーション障害は大別すると3つある。その解決策は
①言っていることの意味がわからない ⇒言葉の意味を分かってもらおうとしたら、その人の経験にある出来事、言葉を使わなければ正確には理解されない。
②言っていることを誤解している ⇒誤解を招かないように、相手にどのように発言を理解しているか確認すること。
③言っていることは分かるが、したくない ⇒相手の価値観を否定せずに、相手の価値観に合致するような要求をうまく作り出すことが、話し手に求められる。 - なぜ、あなたの意見は正しいのに、みんなは聞かないのか ⇒他の人も自分の意見が合理的であると思っているから。一度相手の意見が正しい、合理的であると仮定したうえで、自分の意見に反論してみる。相手を打ち負かそうとすることをやめるべき。
- なぜ、「頭が良い凡人」になってしまうのか
①勇気があまりない
②助けを求めるのが下手だから
③周りから恐れられてしまうから
④人にあまり期待しないこと
⑤頭の良さを重視してしまうから - サラリーマンが出世をするためのただ1つの方法
上司の強みを活かし、成果を上げさせ、出世させよ - 成果を出したい会社員は少額でもいいから「副業」をしたほうがいい
稼ぐという行為のすべての過程を自分で一度体験をしてみる。会社に属している限り、稼ぐという行為の一部分しか経験できないから。 - たった三日で身につけたことは、みんなが三日で身につけれる
仕事のの雨量を向上させるには近道はなく、時間をかける他ない。 - 「頭の良いリーダー」と、「行動力のあるリーダー」どちらについていくか
部下はリーダーに「間違えない」ことではなく、率先して行動し、間違えたときはその非を認めて、素早く修正することを求めている。 - 「楽に努力せよ」と言う上司がいた
努力せよはだめ、努力する方法を見つけよ。
努力をすることには変わりはないが、同じ努力でも楽しく手楽にする方法を一度考えて努力すると簡単に進む。 - ただ「急かす」だけの上司と、部下の仕事をスピードアップさせる上司の2つの違い
○月○日までに仕事を終わらせてほしい。支障となることがあるなら教えてほしい。私も手伝う。
○○までは最低ライン、○○は努力ライン。